自給自足が危険と言われることをご存じですか?
お金がかからなくてメリットしかないように思う自給自足ですが、隠されたリスクについて皆さんと考えてみたいと思います。
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野生動物の出現
田舎で完全に自給自足の生活をしている場合は、自然豊かな環境下にあるということになるので周りには野生動物も生息しています。
田舎での生活は、都会では味わえない自然との一体感が魅力ですがそれは同時に野生動物との遭遇率が高いことを意味します。
家畜や作物を守るための適切な対策はもちろんのこと、自身の身の安全を守ることも重要になります。
昨今では、山に入らなくても人が暮らすエリアにイノシシやクマが出没するニュースをよく見ます。
遭遇した時に正しい対処法を知っていないと、怪我以上の結果になってしまう恐れがあります。
クマに遭遇した場合の対処法
万が一、クマに遭遇した場合は慌てず冷静な判断が必要です。
避難できる場所がある場合は、直ちにそこへ避難してください。
非難できる場所が無い場合は、「自分を大きく見せる」ために少しでも高い場所に上ってください。
そして、大きいな音や声を出して、近づいてこないように威嚇しましょう。
やってはいけないことは、クマを驚かせない行動です。
急に動いて驚かせると、パニックになったクマが襲ってきます。
背中を見せて逃げるのも、追っかける本能を刺激してしまうので絶対にやってはいけません。
また、奪われた荷物や持ち物がある場合は、取り戻そうとしてもいけません。
一度クマの物になってしまうと、執着芯が強いため自分の物を取り戻そうとしつこく追ってきてしまいます。
クマが生息している地域に住んでいる場合は、万が一に備えてクマ撃退用のスプレーを持ち歩くように対策しましょう。
イノシシに遭遇した場合の対処法
クマ同様に、慌てずに冷静に行動しましょう。
背中を見せずに、ゆっくりと後ずさりをし距離を取り避難できる場所があれば、その中に入るか物陰に隠れましょう。
傘を持っている場合は、傘で身を隠すのも良いですが、慌てて傘を開いた大きな音でびっくりさせないようにしましょう。
木や高い場所に上るのも良いです。
犬の散歩中に遭遇した場合は、犬へ向かって突進してくる可能性があるので、イノシシが向かってきたら潔くリードは放しましょう。
イノシシが生息している地域に住んでいる場合は、遭遇しても冷静に行動できるように「興奮状態になると襲ってくる」ということを知っておきましょう。
<イノシシが興奮状態になる要因>
・急に走って逃げるや、驚かせる行動をとる(至近距離で遭遇など)
・犬に吠えられたり、追いかけられる
・秋から冬の時期(発情期)
知識不足による危険
木の伐採や作物の栽培は、専門的な知識がなければ危険を伴います。
間違った方法でおこなうと、伐採時に怪我をしたり収穫の失敗で飢えることになります。
食に関しては、野菜だけを摂取する生活を長らく続けると栄養の偏りが起こるため、適度に肉や魚も摂るようにしましょう。
そういう意味で、自給自足は知識不足による危険を伴っています。
自給自足を目指すなら、事前の学習が不可欠です。
子どものいじめ問題
自給自足を選ぶ家庭では、子どもが学校でいじめの対象になる可能性もあります。
移住先や自給自足で生活を送る地域が、そもそも自給自足スタイルであれば特にいじめの問題が発生することはないでしょう。
しかし、自給自足が稀だと思われる地域での異なる生活スタイルは、時に理解されにくいもので若い年代のコミュニティでは「みんなと違うこと」に対して奇異の目を向けられます。
お子さんがいる家庭で自給自足生活を進める場合は、お子さんとも相談しながらどの程度の自給自足にするかや、段階を踏んだ自給自足生活を考える必要があります。
まとめ
自給自足は、自然との調和と自己実現の夢を叶える生活スタイルですが、それには見過ごせないリスクが伴います。
野生動物の出現、知識不足による危険、子ども同士の社会問題など様々な課題に直面する可能性があります。
これらのリスクを理解し、適切に対処することで、豊かな自給自足の生活を実現することができるでしょう。
皆さんが安全で充実した自給自足ライフを送れるように、アースシップラボはサポートしていきます。
どうぞ、この記事が皆さんの自給自足ライフの一助となれば幸いです。
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