初心者でも簡単にできるプランターでのナスの育て方についてお話しします。
自給自足の生活を目指す私たちにとって、ナスは栄養価が高く、料理のバリエーションを豊かにする素晴らしい野菜です。
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ナスをプランター栽培するメリット
ナスはインド東部原産のナス科ナス属の高温性の野菜です。
そのため、日本の夏の暑さにも強く、夏から秋にかけて長期的な収穫ができます。
ナスには栄養価が無いと言われていますが、夏バテや高血圧予防になるカリウムが含まれています。
その他にも、鮮やかな紫色からわかるようにポリフェノールの仲間のナスニンも含まれており、免疫力の向上やアンチエイジングや、がん予防にもなる野菜です。
アントシアニン色素には視力や眼精疲労の改善効果もあり、なんといっても食物繊維の塊のようなナスは便秘予防や血糖値の上昇や血中コレステロールの低下にも働きかけるので、生活習慣病の予防にもてきめんです。
そんなナスを、マンションやアパートでも場所を取らずに栽培することができます。
もはやメリットしかありませんね。
畑で育てるナスの記事にナスの種類を紹介しています。
どんな種類があるのか併せてご確認ください。
ナスをプランター栽培する時に必要な材料と道具
ナス栽培にはプランター、良質な培養土(野菜専用の培養土がおすすめ)、ナスの苗、鉢底石、肥料、支柱、ヒモ、移植ゴテ(シャベル)、ハサミが必要です。
これらは園芸店やホームセンターで簡単に入手することができます。
選ぶプランターは、1株につきサイズは直径30㎝×深さ30㎝程度を目安に選びましょう。
プランターのピーマンの植え付け方法
植え付け時の失敗するリスクを減らすために、5月の暖かくなった時期に1番花が咲いている茎が太くてしっかりした苗を購入するようにしましょう。
ナスは寒さに弱いため、最低気温が10℃以下にならない時期を目安にすると良いですよ。
使用前にプランターはよく洗いましょう。
洗ったプランターには鉢底石を入れて培養土を入れます。
その後、苗のポットの大きさよりも少し大きいくらいの植え穴を掘り、水をたっぷりかけます。
水が引いたらぽっちからだし、根についた土はそのままで植え穴に入れ、株元を軽く押さえて安定させましょう。
支柱の取り付け
プランターにナスの苗を植え付けたら、10~15cm離れた場所に支柱を深く挿します。
太く伸びている茎が主枝なので、支柱にヒモで「8の字」に結びます。
8の字に結んで固定する際の注意点として、きつく結んでしまうと成長を阻害するためズレ落ちない程度に結びましょう。
プランターのナスの整枝
主枝のほかに側枝を2本ほど選別します。
一番花の下にある、勢いよく伸びている茎を側枝とし側枝分の支柱を2本用意し、誘引します。
この段階で不要な茎やわき芽はハサミで取りましょう。
わき芽をとらないと、株の栄養消費が高い状態になるので負担になります。
発育や実りのが悪くなるので、不要なわき芽は潔く取りましょう。
プランター栽培のナスへの水やりと追肥
水やりは、表土が乾ききる前におこない、暑い日は朝夕の涼しい時間に与えましょう。
多湿厳禁のため、曇りの日は午前中の1回程度にとどめると良いです。
追肥もおこないます。
植え付けからほどなくすると実ができ膨らみます。
そうしたら、根元に円を描くように肥料を散布します。
その後、2~3週間おきに追肥しますが根元ではなく根元から離れた場所へ散布し移植ゴテで土と混ぜ合わせます。
その土を根本へ寄せて追肥は完了です。(2回目以降も同じようにおこなう)
使う肥料によって量や追肥の手順が異なるので、使用方法を守って対応してください。
プランター栽培のナスを収穫!
開花後15~25日程(15cm程のサイズ)で収穫が出来るようになりますが、1番果は株の負担にならないように若取り(10cm以内)してあげましょう。
ただ、後続の収穫で収穫時期を逃すと味や肉質も低下してボケナスになってしまうため、収穫時期は逃さないようにしましょう。
まとめ
プランターでのナス栽培は、初心者でも楽しめるガーデニングの入門として最適です。
適切なプランターと土の準備、植え付けに適した苗の準備、水やりと肥料の管理を行うことで、健康で美味しいナスを育てることができます。
自然と共生する喜びを、ナス栽培から感じてみませんか?
皆さんのナス栽培の成功を心から願っています。
どうぞこのガイドを参考に、ご自宅でのナス栽培に挑戦してみてくださいね。
それでは、皆さんのガーデニングライフをお楽しみください!
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