今回は「農業所得」について、その意味と発生するタイミングに焦点を当ててお話しします。
農業所得とは?
所得とは、何かを売って発生した収入から必要経費を差し引いた残りの収入額を意味します。
それを踏まえて農業所得とは、農業で得られた収入から必要経費を差し引いた収入額を指します。
これには、農作物や家畜の販売から得られる直接的な収入のほか、農業関連の補助金や助成金も含まれます。
確定申告を出す際は、「事業所得」で出すことになります。
その場合はあくまでも、作った農作物を販売している場合に限るので、自家消費分しか作っていない方は農業所得を申告する必要はありません。
ただ、農作物を販売している場合で一部を自家消費している場合は、確定申告時に関わってくるので販売分と自家消費分はあとから見てわかるように記録しておくと良いでしょう。
自給自足でなぜ農業所得が発生するのか?
自給自足の生活を送る中で、完全にお金がかからない生活を送ることは現代の日本では難しいでしょう。
というのも、耕し機や軽トラなどを使うのであれば燃料費や維持費がかかります。
生活必需品である衣類も、自分で糸から紡いで服を作るのはそう容易いことではありません。
そう考えると、何かしらのお金が必要になります。
そこで、育てた作物を生活の足しにするために販売することはごく自然な流れです。
自給自足の生活では、自分たちの食べる分を超える作物や製品があれば、それを販売することで農業所得を得ることになります。
また、地域コミュニティ内でのバーターや交換市場も、所得を生み出す一つの形態となり得ます。
とは言え、ネット環境のある暮らしであれば、自家消費分の家庭菜園で留めて、フリーランスで働くということも可能なので、必ずしも収入源が農業にならず「農業所得」という概念にはなりません。
もし、ご自身が自給自足をしている、もしくはする場合はどの所得に該当するかは把握しておきましょう。
まとめ
自給自足の生活を送る中で、農業所得は知っておきたい知識です。
それは、自分たちの手で育てた農作物や製品を通じて、経済的な自立を目指すことができるからです。
また、地域社会とのつながりを深め、持続可能な生活を実現するための手段ともなります。
私たちのような小規模ながらも、愛情を込めて育てた作物を通じて、地域社会に貢献し所得を得ることは、とてもやりがいのあることです。
自給自足の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい、そんな思いでこれからも情報を発信していきますので、どうぞお付き合いください。
どうぞよろしくお願いします!
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