自給自足や家庭菜園の魅力は、自分で食べる野菜や果物の品質を管理できることです。
口に入れる食べ物は、特に気を使う人も多いのではないでしょうか。
今回は、自分の畑でも失敗しない無農薬野菜の作り方についてご紹介します。
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無農薬野菜を育てるのは難しい?
無農薬野菜作りに挑戦したことがある人なら、無農薬野菜の難しさを実感したことがあるのではないでしょうか?
その他にも、お店に並ぶ野菜に無農薬を謳う野菜が並ぶ一方で、そうでない野菜は多く並んでいるのも事実です。
やはり、プロも農薬を使っているのでプロではない人が家庭菜園をする場合は難易度が高いと考えてしまいますよね。
しかし、育てる環境や無農薬で育てるコツを知っていれば、無農薬野菜を育てることは可能です。
では、お店に並ぶ野菜に「無農薬」とついていな野菜が多い理由は何でしょうか?
それは、農家の収入源が作った野菜の出荷の数にあり、担保された品質の野菜を持続的に大量生産しなくてはならないからです。
つまり、時間や手間といった管理コストを下げつつ、大量に品質を保った野菜を継続的に作るための手法として農薬を使っているだけにすぎません。
逆に考えれば、自給自足分の家庭菜園の広さであれば、手間と時間をかけることで無農薬野菜を育てることができます。
無農薬野菜の作り方
前出した通り、手間暇かければ誰でも無農薬野菜は作れます。
また、少しの工夫で管理の手間を削減することができます。
では、いったいどうやって無農薬野菜を作ることができるのでしょうか?
無農薬野菜は虫がつきやすい?
まず初めに、無農薬野菜の重要な概念をお伝えします。
無農薬で丈夫に育った野菜は虫がつきにくいです。
え、いっぱい虫がつくでしょ!?
と思う方も多いと思いますが、実際はそうなのです。
ではどんな時に虫がつくのかというと、育てている野菜が弱っている時です。
野菜が弱っているということは、土壌の栄養が不足しているということになります。
その他にも、有機肥料のやりすぎも虫を寄せ付ける要因になります。
虫と人の味覚は違います。
虫はタンパク質が多い野菜が苦手ですが、土壌が肥えているとタンパク質を多く含んだ野菜が育ちます。
つまり、土が良いと野菜は健康的で丈夫に育ち害虫被害を受けなくなるのです。
予備知識として、炭水化物の澱粉(デンプン)もタンパク質を含んでいます。
その逆に、アミノ酸が多く含まれた野菜は虫の好物です。
有機肥料を過剰に与えすぎた場合は、チッ素がアミノ酸を生成するのでアミノ酸過多な野菜が育ち、虫が寄り付きやすくなります。
育てる環境から考える
無農薬野菜の栽培で一番成功率が高いのは、プランター栽培です。
プランター栽培のメリットは、場所を選ばずに無理のない範囲で野菜を管理できるという点です。
前述した通り、農薬を使う人の多くは限られた時間内に広範囲でたくさんの野菜を管理する必要があります。
プランター栽培であれば、プランターのサイズ分の管理で良いので無理なく手間をかけられます。
また、土壌の管理もしやすいため初心者にもおすすめな家庭菜園方法です。
とは言え、風除け用に支柱を準備したり防虫ネットがあった方が管理時のストレスが低い状態で野菜を育てることがきます。
まとめ
自分の畑で失敗しない無農薬野菜の作り方を実践するには、まず虫が寄り付かないように「健康な野菜」を育てる環境を用意する必要があります。
虫はタンパク質が嫌いなため、良い土で育った野菜には寄り付きません。
その逆に、有機肥料を与えすぎたアミノ酸過多の野菜は好物なので狙われやすくなります。
土壌の管理と肥料を適切量与えることが、無農薬野菜の成功のカギです。
プランター栽培であれば土壌の管理がしやすいので、初心者にもおすすめですよ。
せっかくの自給自足で家庭菜園を作るなら、無農薬野菜にこだわりたいと考えるのは自然なことです。
是非、この記事を参考に無農薬野菜作りを成功させてくださいね。
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