今回は、「ロハス」についてご紹介します。
最近は、SDCsに始まりサステナブルやエシカルといった横文字が多いですね。
自分の理解を深めるためにも、改めて書いていきます。
広告
ロハスとは
ロハスとは、英語で「LOHAS」と書き「Lifestyles of Health and Sustainability」の略です。
直訳すると「健康的で持続可能な生活スタイル」という意味になり、社会学者のポール・レイ氏と心理学者のシェリー・アンダーソン氏によって提唱されたアメリカ生まれの生活スタイルです。
ロハス的概念は1980年代~1990年代にはすでにあり、マーケティングの用語として1999年に商品のターゲット層を「ロハス層」と呼んだことが始まりです。
ロハス層は「環境問題や社会問題に関心」があり「心身の健康向上に意欲的」であり「情報発信が好き」という意識高い系の層です。
アメリカの市場調査では、2006年に全米人口の2割程度だった人口割合が2019年には3分の1に増加しています。
昨今のSDGsへの取り組みが加速している中で、ロハス層はマッチしているためさらなる増加が見込めます。
SDGsとの違いは、国際サミットで作られたSDGsと違いロハスは民間が作った点が特徴的な大きな違いです。
その他に、SDGsは目標ですが、ロハスは前出の通りスタイルです。
ロハスな暮らしとは
ロハスがマーケティング用語であり、「環境問題や社会問題に関心」があり「心身の健康向上に意欲的」であり「情報発信が好き」ということはわかりましたね。
では、「ロハスな暮らし」とはどういうことなのでしょうか?
マーケティングのカテゴリーから紐解く
ロハスの市場は5大マーケットに分けることができます。
つまり、その5つの分野を考慮した暮らしがロハスの生活スタイルにマッチします。
- 持続可能な経済(ustainable economy)
省エネルギー商品、代替エネルギー、フェアトレード、グリーン都市計画、SRIなど。
例えば、消費者として地球環境に配慮されたサービスや商品を選ぶことで、それらを製造販売する企業などの持続可能な経済をサポートする仕組みに繋がります。 - 健康的なライフスタイル(Healthy Lifestyle)
自然食品、サプリメント、オーガニック、マクロビオティックなど。
例えば、消費者としてオーガニック製品や自家栽培した自然食品などを選ぶことで、健康的なライフスタイルをおくることに繋がります。 - 代替医療(Alternative Healthcare)
ホメオパシー、アーユルヴェーダ、自然治療、東洋医学、鍼治療、レイキなど。
例えば、薬に頼らないことを推奨しているロハスにおいて、健康な身体作りは基本です。
医療にかかる際は鍼灸や漢方といった東洋医学や予防治療を取り入れるなどをし、人間が持っている自然治癒力を生かした治癒をおこないます。 - 自己啓発(Personal Development)
メンタルトレーニング、スピリチュアル、ヨガ、ピラティス、瞑想法、自己啓発、アート、能力開発など。
例えば、心身の安定のためのヨガや瞑想などをおこない、未来の自分のために自己投資としてセミナーや習い事、トレーニングをおこない自己啓発をします。 - 環境を配慮したライフスタイル(Ecological Lifestyle)
リフォーム、環境配慮住宅、家庭用品、エコツーリズムなど。
例えば、エネルギーの自家発電のために太陽光発電を取り付けたり、窓を増やして電球を1つへ足すなど住んでいる家も環境に配慮します。
その他、電化製品は環境負荷が少ないものを選んだり車をハイブリッドカーに変えるなど、エコロジーなものを選びます。
まとめ
ロハスとは、「健康的で持続可能な生活スタイル」という意味があり、SDGsとの違いは国際サミットで作られたSDGsと違いロハスはマーケティング用語であり、民間が作った点が特徴にあります。
また、ロハスは生活スタイルであり意識高く暮らす個人を指しています。
自給自足の生活にも通ずる点が多く、私を含め自給自足を好む人たちをロハス層と言っていいでしょう。
これからの時代は、個人が環境や社会にどれだけ寄り添った生活を送れるかが重要になってきます。
人間本来の能力を活かし、現代を生き抜いていきましょう。
広告