こんにちは!『アースシップラボ』の管理人の青木です。
今回は、自給自足の生活には税金がかかるのか、かからないのかという疑問に答えていきたいと思います。
自給自足というと、お金を使わない生活をイメージする方も多いかもしれませんが、実際にはそう簡単ではありません。
税金はどうしても避けられないものですし、完全にお金を使わない生活は現代社会では難しいと言わざるを得ません。
しかし、それでも自給自足の生活に憧れる方も多いと思います。
そこで、この記事では、自給自足の生活とは何か、どんな税金がかかるのか、自給自足では税金を節約できるのかなどについて解説していきます。
自給自足の生活に興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
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自給自足の生活とは何か?
まずは、自給自足の生活とは具体的に何を指すのかを明確にしておきましょう。
一般的には、「必要な物資をみずからの力だけで生産するライフスタイル」と定義されます。
つまり、食料や衣服、住居などを自分で作ったり調達したりして、外部から買うことを極力減らすことです。
しかし、現代社会では完全な自給自足生活は非常に難しいです。
社会インフラや公共サービスに依存しないで暮らすことは困難ですし、税金や年金なども支払わなければなりません。
また、災害や病気などで収入源が途絶えた場合も困ります。
そのため、現代における自給自足生活というと、「部分的な自給自足」や「半自給半従属」と呼ばれるものが一般的です。
これらは、「最低限の収入を確保しつつ、社会インフラにある程度頼りながらも食料やエネルギーなどを農業や太陽光発電などで調達する」ライフスタイルです。
このような生活様式では、必要最低限の物資だけを厳選して買い、無駄な消費を減らすことで、お金に縛られない自由な暮らしを目指すことができます。
また、自然と共生することで、環境にも配慮したエコな生活を送ることができます。
自給自足の生活は、SDGs(持続可能な開発目標)やエコな暮らしにも通じるものです。
自給自足の生活にはどんな税金がかかるのか?
次に、自給自足の生活にはどんな税金がかかるのかを見ていきましょう。
税金は大きく分けて、「所得に応じて課税される税金」と「所得に関係なく課税される税金」の2種類に分けられます。
前者は所得税や住民税、後者は固定資産税や消費税などです。
所得に応じて課税される税金はかからない場合が多い
自給自足の生活では、所得に応じて課税される税金はかからない場合が多いです。
所得税は「年間103万円以下の場合は非課税」ですし、住民税も「前年度の収入がゼロであれば非課税」になる場合があります。
ただし、国民年金への加入は「20歳以上60歳未満の方は法律で義務付けられている」ので、支払わなければなりません。
所得に関係なく課税される税金は避けられない
一方、所得に関係なく課税される税金は避けられません。
固定資産税は「不動産を所有している者に課税される」ので、自分の土地や建物があれば支払わなければなりません。
消費税も「買い物をするときにかかる」ので、完全にお金を使わない生活をしない限りは支払わなければなりません。
車がある場合は、自動車税もかかってくることに注意しましょう。
公共料金も考慮する必要がある
また、電気や水道、ガスなどの公共料金も支払わなければなりません。
これらは社会インフラとして必要不可欠ですし、断っても違法ではありませんが、「ライフラインを断たれた場合のリスクは高い」です。
太陽光発電や井戸水などを利用することで自給することも可能ですが、「初期費用や維持費が高い」というデメリットもあります。
自給自足なら税金を節約できる?
自給自足で税金を節約できるのでしょうか?
なんと、自給自足を始めると節約できる税金があるのです。
自給自足で節約できる税金は、主に二つあります。
消費税の節約
まず、消費税の節約です。
消費税とは、商品やサービスを購入する際に支払う税金のことです。
現在は10%の消費税率が適用されていますが、食料品や新聞などの一部の商品は軽減税率の8%になっています。
しかし、自分で作ったものや交換したものには消費税が課せられません。
ですから、自給自足で食べ物や生活用品を確保することができれば、消費税を支払う必要がなくなるのです。
所得税の節約
次に、所得税の節約です。
所得税とは、収入に応じて支払う税金のことです。
所得税は、所得額や扶養家族の数などによって異なりますが、一般的には10%から45%の範囲です。
しかし、自給自足で生活する場合、収入が少なくなる可能性が高いです。
収入が少なければ、所得税も少なくなります。
このことから、自給自足で所得税を節約することができると言えます。
以上のように、自給自足で消費税や所得税を節約することができます。
いかがでしょうか?
自給自足で生活することは、様々な税金を節約することにつながります。
まとめ
この記事では、自給自足の生活をする際に支払う税金について、その種類や節約方法などを詳しく解説しました。
自給自足の生活は、自然と調和したエコロジーな暮らしであり、お金に依存しない自由な暮らしでもあります。
しかし、自給自足の生活をしているからといって、税金を払わなくても良いというわけではありません。
税金は、収入や財産、消費などによって異なりますが、大きく分けて所得に関係する税金と所得に関係しない税金の二つに分類できます。
所得に関係する税金は、所得税や住民税などで、自給自足の生活をする人は、収入が少ないことから、支払う額を抑えることができるかもしれません。
所得に関係しない税金は、固定資産税や消費税などで、自給自足の生活をする人も他の人と同じように納めなければなりません。
ただし、消費税は、自分で作ったものや中古品を利用することで節約できる場合があります。
自給自足の生活は、お金や環境への配慮が高まる素晴らしいライフスタイルです。
しかし、税金は社会の一員として必要不可欠なものですから、自給自足の生活をしている人も、その状況に応じて適切に納めることが重要です。
自給自足の生活と税金の関係について、この記事が参考になれば幸いです。
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