初心者向け!畑でトマトの作り方ガイド

初心者向け!畑でトマトの作り方ガイド 田舎で自給自足
田舎で自給自足

初心者でも簡単にできるトマトの育て方をご紹介します。
トマトは、初心者でも栽培しやすい野菜の一つです。
畑で野菜作りの第一歩よして、トマトを作ってみましょう。

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どんなトマトがある?トマトの品種

初心者向け!畑でトマトの作り方ガイド

トマトはその多様性で知られており、世界中に10,000種類を超える品種が存在し、日本国内でも約300種類が栽培されています。
トマトの種類は、色や形、大きさや味の特徴によって分類されており、一般的にトマトは大玉、中玉、小玉の3つのサイズに分けられ、それぞれに多くの品種があります。

そのため、畑でトマトを栽培する場合はトマトの種類や品種は、生食に向いているもの、加熱調理に向いているものなど、用途に応じて選ぶといいでしょう。
自分の好みや料理に合わせて、様々なトマトを試してみるのも楽しいですね。

大玉トマト

大玉トマトは重さが100g以上で桃色系、果肉がしっかりしており生食でも加熱調理にも最適です。
代表的な品種には「桃太郎」があり、適度な酸味が特徴で、他にも「麗容」や「りんか409」などがあります。

中玉トマト

中玉トマトは重さが30〜60g程度で赤色系、皮が厚いものが多いです。
その中でも、皮が薄く食べやすい「フルティカトマト」や、非常に甘い「ルネッサンストマト」、糖度が高く生食に適した「ソプラノトマト」、バランスの良い味わいの「ピンキーカクテル」などが人気です。

小玉トマト

小玉トマトはミニトマトとも呼ばれ、重さが10~30g程度で、お弁当やサラダに彩りを加えるのに適しています。
ミニトマトの中でも、「アイコ」シリーズは色や味のバリエーションが豊富で人気があります。
その他にも、ミニトマトの代表的品種である「千果」は濃い赤色で食感が良く味もバランス良い、「ブラッディタイガー」は高糖度でリコピンモンスターと言われるほどリコピンが豊富です。
他にも、いろんな品種があるミニトマトの生産は、大玉や中玉を差し置いて近年増加傾向にあります。

トマトの畑栽培(露地栽培)の基本

場所と土選び

トマトは南米原産の野菜です。
そのため、日光を愛する植物です。
まずは、日当たりの良い場所を選びましょう。

土壌は水はけが良く、有機質に富んだものが適しています。
粘土質ではないにもかかわらず水はけが悪い場合や栄養が足りていない土には、自家製の堆肥や有機肥料を撒きしっかり耕しましょう。

また、トマトは3~4年周期で植える場所を変え、連作障害対策をおこないましょう。
トマトはナス科トマト属にあたるため、他のナス科作物(ナスやピーマン、ジャガイモ)を育てた土でトマトを栽培しないようにしましょう。

トマトの畑栽培(露地栽培)の失敗を減らすためのコツ

初めて畑で栽培する場合は、苗から栽培するのがおすすめです。
種まきからでも問題はありませんが、初心者の場合は出来るだけ失敗のリスクを無くして挑むことで野菜を育てる楽しさや野菜栽培の継続に繋がります。

また、初心者であればミニトマトの「アイコ」がおすすめです。
病気に強く身割れも少なく、実がたくさんつきます。

畑でトマトを育てるコツ

畑でトマトを育てる場合とプランターや鉢で育てる場合は、特に水やりの頻度が変わってきます。
ここでは、畑でのトマトの育て方を解説します。

畑の土作り

前述した通り、水はけが良い土壌を用意しましょう。

土作りは植え付けの2週間前からおこない、1㎡に対して苦土石灰150gを撒いて耕し、1週間前には完熟堆肥3kgと有機配合肥料80gを撒いて耕します。
水はけが悪い土壌の場合は、高畝(地面から20~30cmほどの高さ)を作り水はけをよくする工夫をとります。

苗の植え付け

初心者は苗から栽培するのがおすすめです。
その場合、一番花が咲いている苗を探して植え付けすると畑での栽培の難易度はグンと下がります。

トマトの苗自体は3月頃から販売し始めますが、植え付けは4~5月頃におこないます。
しかし最近は、季節関係なく気温の上昇が速いので最低気温が15℃くらいの時期に植え付けると覚えておくと良いでしょう。

苗の準備ができたら、畑の場合は50cm間隔で植え穴をあけます。
植える前の植え穴には水をたっぷりと与えます。

苗をポットから取り出します。
根についた土はそのままで問題ありません。
そのまま植え穴に置き、軽く土をかぶせます。

植える際のポイントとして、既に花が咲いている場合は通路側に向けましょう。
というのも、トマトは一定方向にだけ花が咲いていきます。
向きを揃えて、且つ通路側に実がなるようにすると収穫しやすくなります。

支柱を立てる

全てのトマトの苗を植え付け出来たら、すぐに支柱も立てていきます。
苗から10~15cm程離れた位置に、30cm程の深さまで支柱を差し込みます。

茎を支柱に固定するには、一般的には麻ヒモを使いおこないます。
「8の字」のそれぞれの円の中に茎と支柱が入るように結びますが、ギチギチに結んでも緩すぎてもいけません
8の字結びのコツを掴むまでチャレンジするのみではありますが、トマトの成長に合わせて誘引のために5回程支柱への固定する必要があります。

トマトの成長に合わせて誘引のために5回程支柱への固定


最近では園芸用の輪ゴム「たばねバンド」が売られているので、扱いやすいたばねバンドを使うことをおすすめします。

前述したように、トマトは同一方向にしか花を咲かせません。
その割には、ぐんぐんと成長し縦にも横にも育っていくので主枝だけを育てるイメージで、わき芽は早めに手で欠き取りましょう。
そうすることで、トマトの誘引管理もしやすくなり風通しのいい状態で育てられます。

畑での水やりと管理

畑でトマトを育てる場合、頻繁な水やりは不要です。
しかし、ある程度の土の保湿は保つようにする必要があるため、マルチシートや敷き藁を使うとよいでしょう。

植え付け時に水を与えた後は、第3開花頃に水やりをおこないますが基本的には活着後の水やりは不要です。
しかし、日照りが続くような場合は土壌からの水分補給ができないため水やりをおこなってください。

追肥は第4開花を目安に初回をおこない、様子を見ながら20日間隔で与えていきます。
その他に、トマトを管理のコツとしてわき芽を取る際は手でおこないましょう。
はさみを使うと、病気になるリスクが高まります。
また、わき目が成長すると主枝との見分けがつかなくなるだけでなく、手で欠き取るのが困難になるので見つけ次第取るのを徹底しましょう。

まとめ

トマト栽培は、基本を押さえれば初心者でも楽しく育てることができます。
日当たりと土壌の準備、適切な水やりと管理が成功の鍵です。
自然と共生する生活を通じて、健康でおいしいトマトを育てましょう。
どうぞこのガイドを参考に、豊かな収穫をお楽しみください。

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この記事を書いた人
青木 稔

こんにちは!『アースシップラボ』の管理人の青木です。
私は自給自足に興味があり、田舎で野菜や果物を育てたり、太陽光発電や雨水利用などのエコな暮らしをしています。
自給自足の魅力やコツを皆さんにお伝えしたくて、このサイトを始めました。
自然と共生する生活はとても楽しくて、健康にも良いですよ。
私は有機農業の指導員の資格も持っているので、安全でおいしい野菜の作り方も教えますね。
どうぞよろしくお願いします!

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