初心者の方でも簡単に畑でピーマンを育てる方法をご紹介します。
ピーマンは栄養価が高く、料理の彩りにも欠かせない野菜です。
少しのコツと愛情を込めれば、誰でも美味しいピーマンを収穫できますよ。
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畑で育てるピーマンの基本情報
ピーマンはナス科トウガラシ属の、中南米原産の野菜です。
ピーマンは暖かい環境を好む野菜で、暑さに強い特徴があります。
そのため、野菜の栽培が初めての方にもおすすめの野菜です。
場所と土選び
ピーマンを畑で育てる場合は、日当たりと水はけの良い場所を選び、春の終わりから夏にかけて種をまくのが理想的です。
土は有機質の肥料で豊かにして、栄養をたっぷり含ませてください。
ナス科のピーマンは、同じ場所で栽培をし続けると連作障害を起こします。
そのため、連作障害対策として3~4年周期で植える場所を変えるように、栽培場所は計画的に確保しましょう。
また、ナス科である他の作物(ナスやトマト、ジャガイモ)を育てた土でピーマンを栽培しないようにも注意しましょう。
ピーマンの畑栽培の失敗を減らすためのコツ
初めて野菜を畑で栽培する場合は、苗から栽培するのがおすすめです。
種まきからでも問題はありませんが、初心者の場合は出来るだけ失敗のリスクを無くして挑むことで野菜を育てる楽しさや野菜栽培の継続に繋がります。
畑でピーマンを育てるコツ
土作り
前述した通り、水はけが良い土壌を用意する必要があります。
土作りはピーマンを植え付ける2週間前からおこない、1㎡に対して苦土石灰150gを撒いて耕し、1週間前には完熟堆肥3kgと有機配合肥料80gを撒いて耕します。
水はけが悪い土壌の場合は、高畝(地面から20~30cmほどの高さ)を作り水はけをよくする工夫をとります。
苗の植え付け
初心者や育苗の経験が無い方はピーマンの苗を購入して栽培するのがおすすめです。
その場合、5月頃を目安に植え付けできる苗を準備しましょう。
ピーマンを種撒きから栽培する場合は、育苗箱で本葉が2~4枚生えるまで育てます。
その後、元気に育っている苗だけを選びポットに移して成長の管理をおこないます。
畑に苗植えできる状態になるまで、種まきから1~2ヶ月ほどかかります。
浅めに掘った植え穴は20cm間隔で掘り、ピーマンの苗を植え付ける前に植え穴にたっぷりと水を与えます。
ポットから取り出した際に根についている土はそのままで問題ありません。
根から土を払う必要はありませんが、固まっている根をほぐして植え穴に入れるのがピーマンの植え付けのコツです。
ピーマンが土壌に根つくまで1週間ほどかかるので、毎日水を与えてください。
支柱を立てる
ピーマンの畑に支柱を立てるタイミングは1番花が咲いたタイミングで問題ないです。
主枝と育ちの良い側枝を1~2本残して、1番花とその他の側枝は摘み取りましょう。
支柱は1本でも問題ないですが、ピーマンの枝は弱いため主枝と側枝分の支柱を立てて固定します。
支柱への固定の仕方は、麻などのヒモで「8の字」結びにします。
枝の成長を考え、きつ過ぎず緩すぎないように括り付けます。
塩梅が難しいと思う場合は、園芸用の輪ゴムが売っているのでそれを使いましょう。
畑栽培のピーマンの管理と手入れ
ピーマンの葉が茂ってきたら、自分で自分を日陰にしてしまわないようにわき芽を整枝します。
整枝をすることで風通しもよくなり、実の付きがよくなります。
土壌に根が定着した定植から2~3週間後には収穫が出来るようになりますが、同時期に追肥を開始します。
そこから様子を見ながら20日間隔で追肥を与えていきます。
水やりの頻度は、土を触って湿り気が無ければ与えてください。
土が指につくほど乾燥させる状態は避けましょう。
実がなり収穫できるようになったら、不要であっても実はとるようにしましょう。
実をずっとつけていることは、栄養が実にとられることになりピーマンの苗が弱ってしまいます。
まとめ
畑でのピーマン栽培は、基本を押さえれば初心者でも楽しめます。
自分で育てたピーマンは、市販のものと比べて格別の味わいになることでしょう。
このガイドが皆さんの野菜作りの一助となれば幸いです。
自然とのつながりを感じながら、健康的な生活を楽しみましょう。
どうぞこの情報を活用して、美味しいピーマンを育ててくださいね。
それでは、皆さんの成功を心から願っています。
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