ニンニクのコンパニオンプランツについて、そして露地栽培での成功の秘訣をお伝えします。
ニンニクは、そのまま食べてもよし!薬味として活用してもよし!隠し味として使うもよし!と、料理において多彩なシーンで活用できます。
そんなにんにくは、自給自足する上で栽培したい愛すべき野菜の一つです。
ニンニクを栽培する上で、押さえておきたいコンパニオンプランツの知識をご紹介します。
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ニンニクのコンパニオンプランツとは?
ニンニクのコンパニオンプランツとは、一緒に植えることで互いの成長を助け合う、ニンニクにとって相性の良い植物のことです。
ユリ科※のニンニクは特有の強い香りがあり、害虫を遠ざける効果があるため多くの植物のコンパニオンプランツとしてよく名前が上がります。
基本的には全般の野菜と相性が良いため、今回はニンニクと相性の悪い野菜も紹介したいと思います。
※にんにくは「ヒガンバナ科」と「ユリ科」で別れる場合がありますが、APG分類で見た時にヒガンバナ科となり、どちらの科名であってもネギ属に分類されます。
科名 | コンパニオンプランツ | 効果 |
---|---|---|
ナス科 | ナス・トマトなど全般 | 病害虫予防 |
ウリ科 | キュウリ・スイカ・メロンなど全般 | 病害虫予防 |
バラ科 | イチゴ | 害虫忌避・育成促進 |
ユリ科 | アスパラガス | 病気予防・お互いの育成促進 |
科名 | 相性が悪い植物 | 症状 |
---|---|---|
アブラナ科 | キャベツなど全般 | 成長阻害 |
マメ科 | 全般 | 成長阻害 |
ヒユ科 | ホウレンソウ・ビーツ | 成長阻害 |
ナス科やウリ科はニンニクと相性が良い判明、相性の悪いマメ科は根に共生している根粒菌をニンニクが阻害てしまうため成長しなくなります。
このように相性の良い野菜が多いニンニクは、一部の野菜だけが相性が悪いので少ないほうを覚えておけば、困ることはありません。
ニンニクの露地栽培を成功させるコツ
ニンニクの露地栽培における成功の鍵は、コンパニオンプランツの利用にあります。
コンパニオンプランツは、相性が抜群のため害虫の忌避や土壌の改善、さらには栄養のバランスを取る助けとなります。
トマトやナスといったナス科をニンニクの近くに植えると、ナス科にとっては病害虫対策になる一方で、暑さに弱いニンニクにとっては半日陰の環境を提供してくれます。
また、ブロッコリーを近くに植えた場合は土壌の栄養を互いに補完し合い、ブロッコリーの大きな葉が土壌を覆いニンニクの成長に必要な湿度を保つのに役立ちます。
このように、一方だけにメリットがあるわけではなく、組み合わせによってお互いに成長を助け合います。
まとめ
ニンニクの栽培は、コンパニオンプランツを上手に活用し適切な土作りと管理を行うことでより豊かな収穫を得ることができます。
自然との共生を大切にし、健康で持続可能な生活を目指しましょう。
皆さんも、この情報を活用して自宅の庭や畑でニンニク栽培に挑戦してみてくださいね。
それでは、今日も自然豊かな田舎で、健康的な一日をお過ごしください。
次回も、有機農業のコツをお届けしますので、お楽しみに!
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