初心者でも簡単にできるプランターでのピーマンの育て方についてお話しします。
自給自足の一歩として、または趣味のガーデニングとして、プランター栽培はとても便利で楽しい方法です。
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ピーマンをプランター栽培するメリット
ピーマンは中南米原産の野菜で、暖かく日当たりの良い環境を好むので、種をまくのは春が理想的です。
そして、水はけが良く風通しの良い場所を好みます。
プランター栽培の最大のメリットは、スペースを選ばず可動ができるので、栽培環境のコントロールがしやすいという点です。
庭がなくても、ベランダや窓辺で手軽に始められ、土壌の管理がしやすいので害虫や病気のリスクを減らすことができます。
ピーマンをプランター栽培する時に必要な材料と道具
ピーマン栽培にはプランター、良質な培養土、種または苗、肥料、支柱、ヒモが必要です。
これらは園芸店やホームセンターで入手することができます。
選ぶプランターは、深さがあるものを選びましょう。
また、大きめのプランターであれば1株で50個程の実をつけるまでに成長します。
深さ以外にもサイズも吟味してプランターは選びましょう。
プランターのピーマンの種まきのタイミングと植え付け方法
種まきは、春の暖かくなってきた頃が適しています。
種はプランターの土に直接まくか、苗を育てるためのポットにまきます。
種をまく深さは、約0.5cmが目安です。
種をまいたら、霧吹きで優しく水を与えましょう。
しかし、野菜栽培が初めての人やピーマンの栽培が初めての人は、失敗のリスクを減らすために苗を購入して育てることをおすすめします。
畑でピーマンを栽培する記事に「苗の植え付け」と題して、種まきで育てる方法と苗がおすすめの理由を解説しています。
こちらも併せて一読してみてください。
支柱の取り付け
プランターでピーマンを種から栽培する場合は、ある程度成長してから支柱を立てて問題ありません。
しかし、風が強い高層階のベランダで育てる場合は、風で芽や茎が倒れないように仮支柱を5cm程離れた場所に立てましょう。
苗から10~15cm程離れた位置に支柱を深く差し込み、茎を支柱に固定したら、麻ヒモで「8の字」に結びますが、固定できればビニールヒモでも問題ありません。
ピーマンの茎が成長することを考慮した力加減で、支柱と茎を固定します。
結ぶのが難しい場合は、園芸用の輪ゴムが売っているのでそれを使うと簡単に固定できます。
また、茎の成長に合わせて誘引する必要があるため、今後数回は支柱への固定が発生します。
水やりと肥料のコツ
プランターでの栽培は、畑とは違い土壌からの自然な水分を得られません。
そのため水やりは毎日おこないましょう。
しかし、過水は根腐れの原因になるので土の湿り気を確認しながら水の量を調整しましょう。
また、ピーマンの栽培時期は5月~で暑い時期になります。
水やりのタイミングは朝夕の涼しい時間帯におこないましょう。
一番花が咲いた場合は、ピーマンの負担にならないように潔く摘み取ります。
その他、主枝と側枝2本の計3本以外は栄養消費になり実の付きが悪くなるため、わき芽は手で欠き取りましょう。
土壌に根が定着した定植から2~3週間後には実ったピーマンを収穫が出来るようになります。
同時期に追肥(化成肥料の場合は土1ℓにつき1回1g)を散布しましょう。
そこから様子を見ながら20日間隔で追肥を与えていきます。
プランター栽培のピーマンを収穫!
プランターのピーマンが実ったら、最初の実は5~7cm程で収穫するのがコツです。
後続の実に栄養が行き届かなくなるため、忘れずに収穫してください。
緑色の品種のピーマンでも収穫せずに放置すると赤くなります。
この場合は成熟したための色なので食べることができますが、株自体の栄養消費の負担がかかるため、実ったピーマンは定期的に収穫しましょう。
まとめ
プランターでのピーマン栽培は、初心者でも簡単に楽しめるガーデニングの入門として最適です。
少しのスペースと愛情をもって、美味しいピーマンを育ててみませんか?
自然とのつながりを感じながら、健康的な生活を送る一助となるでしょう。
今回紹介したコツを活かして、素敵なプランターでのピーマン栽培を始めてみてくださいね。
どうぞ、この記事が皆さんのピーマン栽培の参考になれば幸いです。
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